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インターン(その9) Djangoで非同期処理

MNUにてインターンをさせていただいています、
豊橋技術科学大学の近藤です。

DjangoでBuild用のコマンドを作成しましたが、
そのまま使用すると、コマンド終了までページが戻ってこないので、
非同期処理を使用したいと思います。

Djangoで非同期処理を実装する際には、Celeryというモジュールを使うのが
一般的らしいです。Celeryはタスクキューを管理するインタフェースを提供しており、
内部で実際にキューイングするブローカーが必要でした。今回は、ブローカーに
Redisを使用します。

インストール

django-celeryのインストール
pip install django-celery
この時、Celery本体も一緒にインストールされる

Redisのインストール
yum install redis
pip install redis 

設定

setup.py
INSTALLED_APPS += (
  'djcelery',
)

import djcelery
djcelery.setup_loader()
# BrokerサーバのURLを指定 Redisのポートはデフォルト6379
BROKER_URL = 'redis://127.0.0.1:6379/' 
# 実行結果のストア先
CELERY_RESULT_BACKEND = 'djcelery.backends.database.DatabaseBackend'
# 実行できるメッセージのホワイトリスト
CELERY_ACCEPT_CONTENT = ['pickle', 'json', 'msgpack', 'yaml']

実行するタスクの記述

実行するアプリ内にtasks.pyを用意する。この中に非同期処理させる記述を書くのが一般的。
from __future__ import absolute_import, unicode_literals

from celery.task import Task
from celery import shared_task
from .apis import build

logger = Task.get_logger()

@shared_task
def run_build(info):
    try:
        logger.info('build: %s', info)
        build(info)
    except Exception as e:
        logger.info('error occured in build: %s', info)
        logger.exception(e)
    else:
        logger.info('finish build: %s', info)

実行

Redisの起動
redis-server
Celeryの起動
./manage.py celeryd

この状態で、.tasksのrun_buildを実行すると、Celeryがキューを受け取り
非同期処理を行ってくれる。

コメント

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