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インターン(その10) デブサミ2015

MNUにてインターンをさせていただいています、 豊橋技術科学大学の近藤です。

本日行われた、Developers Summit 2015のセッション、
 「クラウドAPIを利用した開発について」を聴講してきました。

このセッションでは、SoftLayerの豊富なAPIを利用した開発について、
SoftLayerエバンジェリストの北瀬さん、MNUの 石橋さん、
エクストリーム・デザイン・ラボの柴田さん、クリエーションラインの前佛さんが
話されていました。

SoftLayerの大きな特徴として、ベアメタル(物理サーバ)を使用することができる
という点があります。

セッション冒頭で、北瀬さんがSoftLayerのポータルを使用して、
ベアメタルサーバを実際にオーダーするというデモを行われました。



CPU, Memory, Storageなどのほか、Intel TXTなど、様々なハードウェア構成、
専用線などのネットワーク構成をポータルからオーダーすることが可能だそうです。

カスタマイズを施した物理サーバは数時間、テンプレート化されたもので数十分、
仮想サーバーだと数分で使用可能になるという、たいへん短いビルド時間、
高機能なポータルは、SoftLayerを使う大きな利点であると感じました。


石橋さん、柴田さん、前佛さんが、SoftLayerを使用することのメリットと、
SoftLayerの問題点をそれぞれ以下のようにあげられていました。


メリット

    ・ ObjectStorageがデフォルトでつかえる
    ・ サーバ構成がフレキシブルである
     - ベアメタルを用いることで、ハイパフォーマンスなサーバ構成が可能である
    ・ 純粋なIaaSである
    ・ 高い安定性
     - ベアメタルを使用した占有環境であると、性能にほとんど揺らぎがない
     - 非占有環境であっても、他のサービスと比較して安定している
    ・ Catalystプログラム
     - 起業家支援プログラムの内容が充実
    月額1,000ドル分の無償利用が可能
    ・ コミュニティの存在
     - 困ったときに助け合える環境がある

      問題点 

        ・ 月末締めに対応していない
         - アカウントを作成した日付が Anniversary Billing Dateと呼ばれる支払日となる
         -  IBM SoftLayer 課金の仕組み
        ・ API Referenceを見てもわからない、「取扱説明書」が充実していない
         - 機能・APIは充実しているが、APIがどのような引数をとるのかなどの情報が不足している
        ・ APIの熟成不足
         - 引数を20, 30と大量にとるものがある
         - ほかのAPIからのレスポンスをそのまま渡すとエラーに
         - レスポンスにひと手間加える必要があったりする

           セッションを聴講した感想

          SoftLayerを使いはじめる方にとって、APIの使い方がわかりづらいという点は、
          日本語の情報が少ないのも相俟って、とても大きな壁だなと感じました。

          しかし同時に、問題にぶつかったときに助け合える環境があることは、
          非常に心強いと感じました。



          日本のSoftLayerユーザによるコミュニティー、日本SoftLayerユーザー会では、
          メンバーを募集中だそうです。
          入会方法はメーリングリストに登録するだけと簡単。
          SoftLayerに興味を持たれた方は是非参加してみてください。 



           

          コメント

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