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PDPに関する特許についてのご説明(その3)

さて、事務所の蛍光灯が切れていたのですが
やっと昨日夕方になって取り替えてもらえました。
そんなわけで、明るい部屋の中でブログを書くことができるようになりました。
今日は東京地方、雨も降らないようで外は相当暑くなっているようですね。

では、昨日に引き続き権利化した特許に関するお話しをさせていただきたいと思います。
今回の件か利した内容で最も根本となるサステイン期間について
プラズマディスプレイでは消費電力に最も
大きく寄与する期間であるというお話しを昨日いたしました。
では、このサステイン期間に印加する波形を
今までどのようにしてきたかと言うことをお話しいたします。

表示電極と走査電極に交互に電圧を印加するという波形を従前から
プラズマディスプレイでは用いておりまして、最も基本となる動作波形と
サステインパルス印加前後の放電空間内についても
ご説明させていたただきたいと思います。
以下の通りとなります。

図 MNU-0002-3 プラズマディスプレイの放電空間内の様子

上図で示したように、プラズマディスプレイは表示電極と走査電極間での放電を
基本として表示放電を繰り返しています。
横軸を時間として、t1 ~ t4の時点における放電の内容に関して上図下部に示しました。
まず、t1の時点で直前の放電による内部電界が形成されている状態となります。
ここで、赤い丸は正電荷(イオン)が蓄積されていることを示していて
青い丸は負電荷(電子)が蓄積されていると言うことを示しています。

そして、サステインパルスが印加されたあとのt2の段階では
放電が開始していて、放電により内部電荷はバチバチしています。
バチバチしながら再結合などをしてエネルギーを放出する過程となります。
このときに放出されたエネルギーのうち、主に真空紫外線と呼ばれる波長の
エネルギーを用いて励起状態から基底状態に遷移するときに放出された
目の見えない波長のエネルギーを、放電電極の反対側に塗布されている
蛍光体に当てることにより可視光線として利用可能にしています。

また放電が終わるぐらいのt3では、放電により生成された電荷が
かなりの部分再結合して消滅しており、初期状態とは反対に
電荷が蓄積されていきます、この状態を壁電荷蓄積と表現していて
電荷がセル内壁に蓄積されているという風な形からこの表現を用いています。

そして、放電が終了したt4のタイミングでは壁電荷が十分に蓄積されており
放電が起きていないことから内部電界はほとんど消滅している状態となります。

以上、t1 ~ t4の流れを表示電極、走査電極交互に行うことによって
放電を維持している形となります。

次回は、この放電を今回考案した新駆動波形で
どのように省電力化するかということについて
ご説明させていただきたいと思います。

では、また。

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